4月24日と25日に、タミさんはテレビの取材を受けました。
テレビ局の方は、「タミさんのパン焼器は世代を超えて愛される。そこがとても魅力的である」と取材に来てくれました。
70年前であれば、砂糖も牛乳もバターもぜいたく品の時代で、お腹を空かせた子供たちのお腹を膨らませたい。という切羽詰まった状況でタミさんが使ったジェラルミン製のパン焼き器は、16年前に南部鉄器で復元されてから、愉しさと幸せを運ぶ玉手箱となりました。
この鉄のパン焼器は、切羽詰まった状況で使われることはありません。子供がお腹を空かせたときは、コンビニでおやつを買ってあげればいい時代です。なのに、なぜこの鍋が愛されるのでしょう?
タミさんはこの取材中に作ったパンを見て、何度も「パンに砂糖は入っている?」と聞きました。当時、甘いお菓子を子供たちに食べさせたい。ときっと願っていたのでしょうね。70年前のタミさんは30歳。子供は3人。お母さんの代表がタミさんとすると、この時代のお母さんたちは子供たちに甘いお菓子を何とか食べさせたい。といつも思っていたのでしょう。今回の取材で「砂糖は入っている?」の言葉が印象的でした。
食べる相手を思って作る。
【タミさんのパン焼器】は使う人たちの心の愛情を呼び覚ます鍋だからこそ、発売以来多くの方々に愛されている。と思えるのです。
相手を愛している自分を感じることが自分の喜びともなるのが【タミさんのパン焼器】なのです。