寒さが一段と厳しくなり、温かい食事が特に嬉しい季節となりました。今回は体を温めてお腹も満足する「お粥」の作り方をご紹介いたします。使用する大根とせりは“春の七草”に含まれており今の時期にぴったりな冬野菜です。旬の野菜と一緒に、鶏肉から出るほっとする味わいの出汁と、ごまの風味もお楽しみください。生姜が効いたお粥で体を温め、新しい一年を元気に始めましょう。
鶏肉と大根とせりの生姜粥
【材料】2~3人分
鶏手羽中(手羽先や手羽元でも代用可) | ... | 200g |
大根 | ... | 400g(約1/3本) |
せり | ... | 適量(今回は1/2束使用) |
すりおろし生姜 | ... | 20g |
ごはん | ... | 180g(茶碗1杯強) |
水 | ... | 500ml |
すりごま | ... | 大さじ1 |
塩 | ... | 小さじ1 |
油(米油など) | ... | 適量 |
ごま油 | ... | 適量 |
【手順】
- 1.材料を切る。
大根は1~1.5cmの角切り、せりは食べやすい大きさに切る。
- 2.手羽中を焼く。
鍋を熱して油を馴染ませる。手羽中と塩(分量の1/3)を入れたら蓋をして中火で焼き、途中ひっくり返して両面に焼き目をつける。 - 3.材料と水を入れ蓋をして中火で煮る。沸騰したら蓋を開ける。
大根、塩(分量の1/3)、生姜、水を鍋に入れて蓋をして中火で煮る。沸騰したら蓋を開けて小さくふつふつするくらいの火力で10~15分煮る。 - 4.手羽中を取り出して火を止める。
大根がやわらかくなったら味見をして、鶏肉の出汁が出ていたら手羽中を取り出して火を止める。 - 5.手羽中の身をほぐす。
手羽中が手で触れるくらいに冷めたら骨から身を外して食べやすいようにほぐす。
- 6.再び火をつけて材料を入れて軽く混ぜる。
再び火をつけて、ごはん、残りの塩、ほぐした手羽中、すりごまを入れて軽く混ぜる。
- 7.せりとごま油を加えて完成。
表面がふつふつしたらせりを入れ、ごま油を回し入れて完成。
POINT!
材料の「塩小さじ1」は、食材ごとに味を馴染ませるために3回に分けて入れます。
レシピ監修 美里さんより
今年も新年を迎えることができました。みなさま2025年もどうぞよろしくお願いいたします!1月のレシピは、御馳走が続いた胃をゆっくり休めるお粥です。七草の一つであるせりをたっぷり入れて香り良く、生姜で身体が温まります。塩のみで味をつけますが、鉄器で焼いた骨付き鶏肉のうまみが美味しいお粥です。大根がたくさん入っており、食べ応えは十分ですが、お腹に残らず夜食など小腹がすいた時にもお試し頂きたいレシピです。
レシピ/料理 植山美里
【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。
今回使用した鉄器
お国自慢鍋ツル付 18cm
お国自慢鍋ツル付 18cm
お国自慢鍋ツル付 18cm
昔ながらの古風なツル付きの鉄鍋です。温かみを感じる焼杉の木蓋は、対流熱を閉じ込め食材にじっくり熱を伝えるだけでなく、余分な水分を吸収してくれます。直火はもちろんIH調理器でも使用可能です。
【冬季限定】お国自慢鍋ツル付 18cm 特別セット
お国自慢鍋ツル付 18cm 特別セット
お国自慢鍋ツル付 18cm 特別セット
『お国自慢鍋ツル付 18cm』にわら座とお手入れ用たわしが付いたセット。出来立ての状態をわら座に載せれば、鍋のままお召し上がりいただけます。さっと取り出して使えるサイズ感で毎日の食卓で活躍します。
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