クラフトデザイナーの廣瀬慎氏が39年前に発表したかっこいい鍋。当時は及源のカタログの隅に煮込み鍋として載っていて、ほとんど売れませんでした。その当時の主力は、すき焼き・天ぷら・ステーキ・たこ焼きなどで、どの南部鉄器会社も同じような商品アイテムで、売り場も「それが南部鉄器である。」としていた時代です。
久仁子は入社後からこの鍋が気になっていました。なぜなら、試作品を母が家庭で使っていたからで、我が家のシチューはこの鍋でした。25年ほど前、久仁子と同僚の女性が展示会のディスプレィを担当することになって、この鍋の名前を新しく決めてブースの一番前に出しました。ドイツ語では鍋をトップフと言うらしい。そこでクックトップフと初めは言っていたのですが、やはり言い難い。いつの間にやらクックトップとなって。。。。
その展示会で、あるライフスタイルショップのバイヤーの目にとまりました。時代がやっとクックトップに追い付いた瞬間です。
お陰さまでそこからジワジワジワとクックトップは皆さんのキッチンに置かれることになりました。ありがとうございます。今年で39周年です。感謝!