4月中旬に、ある雑誌の取材がありました。それは、
「20代から30代前半で、伝統工芸の職人と女性と都会出身者。3~4名該当する社員さんに取材をしたいのですが・・・Uターンした人はいませんか?」ということでした。
私はその電話を受けながら「笑っちゃうほどドンピシャな4人がOIGENにはいるなー」と思ったものです。
鉄瓶職人見習いの青年は、4年目になり、一人で黙々と修業中。南部鉄瓶の後継者として、産地の伝統を引き継ぐ役目とともに、及源鋳造の歴史の中で空白だった伝統技法初めての創造者としてのユニークな存在です。
自由が丘の雑貨店で販売経験のある女性は、岩手へのUターン組。昨年OIGENに入社しました。今年リニューアルしたFactoryShopのカスタマーリレーションです。生まれ育った土地の文化を愉しくお客様にお話しています。
他の二人の青年たちは、4年目の横浜出身者と今年の4月に入社したばかりの埼玉出身者で、それぞれ芸術と社会学を学んできました。
いづれもユニークな感性を持っていて、【地方でなければ成しえない愉しさ・地方だからこそ世界に伝わる力】を独自に表現しようとしています。
私は取材インタビューに立ち会っていなかったので、なーにを話したのか興味深々でございます。
何かを変えるのは、よそ者・若者・〇〇者とはよく言われますが、「その者」を温かく迎え入れて、一緒に動いていく地元スタッフの「ポジティブな心」があってこそ発揮される【変わる力】なのではないでしょうか?このユニークさこそOIGENの社風なのでしょう。
南岩手・伝統工芸のモノ作りの小さな会社で、小さなスパイラルがあちこちに立ち上がってきています。