ある日の食事会で作った煮込み鍋。なかなか味が決まらず、結局みんなに味見をしてもらいながらワイワイ作った。そんなお話をしてくださった佐藤さん。彼がOIGENの鉄器を手にすると、鉄器は“ムードメーカー”になります。
家族や友人と海に行く時、佐藤さんは「焼芋鍋」を持って行くそうです。中に仕込むのは芋ではなく、とれたてのホタテや牡蠣。蓋を開けた瞬間、待ちに待った香ばしい磯の香りに思わずみんなの顔がほころびます。
「焼芋鍋なのに“芋”だけじゃないところがいい」と佐藤さんは言います。鉄器は使えば使うほど、ひらめきが増えるのも愉しさの一つなのです。
震災の後、岩手の沿岸地域でボランティアに参加した佐藤さん。その時、得意のコーヒーと一緒に出すものを考えていて浮かんだのはOIGENの焼芋鍋で作る焼きりんごだったそうです。
誰かと一緒に鉄器を囲んで愉しむ。佐藤さんと鉄器の周りには、いつもその輪に入りたくなるような愉しい空気が生まれるのです。
教えてくださった方
佐藤さん
ショップに来ると必ず風鈴を聞き比べるという佐藤さん。好きな音色は”竹林”。ご自宅には他にも鉄瓶やご飯釜などOIGENの鉄器が沢山。店内に並んでいるシリーズの代表的な物はほとんど持っているというほど。3歳の頃初めてショップを訪れたという娘さんは現在中学生。