今回は岩手の江刺りんごと久慈の佐助豚ベーコンを使ったレシピ2点をご紹介します。リンゴは岩手の寒暖差を活かした、甘さと酸味が特徴的な岩手県奥州市江刺にある栗生沢りんご園(くりゅうざわりんごえん)の紅玉とジョナゴールドです。ベーコンは「獣臭さがなく、脂身が口の中で溶け出すほどジューシー」と評判の久慈市にある久慈ファームの佐助豚ベーコンです。
メニューは一関市にある、旬の食材にこだわり、豊富なメニューを手づくりで提供してるカフェキャトルの小山シェフにご協力いただきました。
万能鍋1つで一気につくる「アップルピザ」と「アップルパイ」
使用鉄器「ニューラウンド万能鍋27cm」
アップルピザの材料5枚分
強力粉 | ... | 280g |
薄力粉 | ... | 120g |
塩 | ... | 8g |
砂糖 | ... | 16g |
インスタントドライイースト | ... | 4g |
ぬるま湯(30°~35°C) | ... | 290cc |
オリーブオイル | ... | 20cc |
リンゴのピザソースの材料5枚分 |
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酸味のあるリンゴ(紅玉やジョナゴールド等) | ... | 500g(リンゴ2~3個) |
オリーブオイル | ... | 20cc |
にんにく | ... | 1~2かけ |
水 | ... | 50cc |
塩・こしょう | ... | 少々 |
ピザの具 |
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リンゴ | ... | 2~3玉 |
ベーコン | ... | 150g |
くるみ | ... | 80~100g |
玉ねぎ | ... | 100g |
ブルーチーズ | ... | 50~100g |
ピザ用ソース | ... | 100~150g |
アップルパイの材料1枚分(量はお好みで調整) |
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市販の冷凍パイシート | ... | 1枚 |
りんご | ... | 1/2個 |
バター | ... | 小さじ1 |
砂糖 | ... | 小さじ1 |
アップルパイのトッピング |
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砂糖 | ... | お好み |
バニラアイス | ... | お好み |
紅玉のルビーソース(下記レシピあり) | ... | お好み |
シナモンシュガー | ... | お好み |
紅玉のルビーソース |
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りんご(紅玉)の皮 | ... | 1~2個分 |
水 | ... | 適量 |
手順
- 1.ピザ生地を作る(市販の生地を使用する場合は、この過程をスキップして2からスタートしてください)
1-1.ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れよく混ぜる。(A)
1-2.別の容器に砂糖、インスタントドライイースト、ぬるま湯を入れよく溶かす。(B)
1-3.(A)(B)を混ぜ合わせヘラでざっくり混ぜる。
1-4.オリーブオイルを加え、更に混ぜる。生地がひとまとまりになったらラップをかけ、暖かいところで20分休ませる。
1-5.へらでガスを抜きながらこねる。ラップをかけ、20分休ませる。これをもう一回行う。(全3回。60分)
1-6.打ち粉(強力粉)を多めに振って取り出し、ガスを抜く。5等分してまるめ、打ち粉をまぶし、ラップでゆるくくるみ30分休ませる。(※すぐに使わない生地は、冷凍で2週間ほど保存可能です。) - 2.ピザ生地の発酵待ちの間に、ピザソースをつくる
2-1.皮と芯を除いたリンゴを、1~3cmに切る。(真っ赤な紅玉の皮でアップルパイ用のソースを作るので、皮は別にとっておく)
2-2.鍋にオリーブオイルとみじん切りのにんにくを入れ、中火にかける。にんにくからシュワシュワと音がしてきたら切ったリンゴを加え、さっと炒める。
2-3.水を加え、軽く煮込む。りんごが柔らかくなったら木べらなどで潰しながらジャムくらいのかたさのソースにする。ブレンダーやミキサーにかけてもOK。
2-4.塩・こしょうで味を整える。タッパーなどに移し、ラップをかけ冷ます。 - 3.ピザの具を準備する
3-1.リンゴの芯を除いて、皮つきのまま3~5mm幅の細切りにする。くるみは粗く刻む。玉ねぎは薄くスライス。ベーコンは食べやすい大きさにスライスか角切りにする。
3-2.万能鍋のフタをオーブンに入れ、250°Cになるように余熱をかける。
3-3.発酵が終わったピザ生地を取り出し、打ち粉をして、直径25cm程にめん棒で丸くのす。(クッキングペーパーで生地を挟むとのしやすいです)
3-4.ペーパーに乗せたピザ生地に、リンゴのピザソースを塗り広げる。ふちは1cm程残す。
3-5.リンゴ、くるみ、玉ねぎ、ベーコン、ちぎったブルーチーズ、ピザ用チーズを散らす。
3-6.フライ返し等を使い、予熱した万能鍋の上にペーパーごとピザ生地を移す。250°Cのオーブンで8~10分程度、こんがりするまで焼く。
3-7.ピザを取り出す。連続して焼く場合は、ピザだけ取り出し、鍋を再び予熱する。 - 4.紅玉のルビーソースをつくる(アップルパイ用)
4-1.リンゴ(紅玉)の皮を小さめの鍋に入れ、全体が浸るくらいに水を入れる。
4-2.中火で火にかけ、沸騰してきたら弱火にする。
4-3.リンゴの皮の赤色が水に溶けだしてきたら皮だけ取り出す。
4-4.とろみがつくまで煮詰める。別の容器に移し、冷まして完成。 - 5.アップルパイをつくる
5-1.冷凍パイシートは予め冷蔵庫で解凍しておく。打ち粉をしながら丸くなるようにめん棒でのす。
5-2.平らな皿にクッキングペーパーをしき、のしたパイ生地を乗せ、ラップをかけて30分ほど冷蔵庫で休ませる。
5-3.万能鍋のフタをオーブンに入れ、250°Cで余熱をかける。
5-4.クッキングペーパーにパイ生地を乗せる。リンゴ1/2をクシ型に切り、皮と芯を除くき2mmほどにスライスする。
5-5.リンゴを扇状にずらし、パイシートに向かい合わせに乗せる。
5-6.リンゴの上にバターをちぎって点々と置き、砂糖を振りかける。
5-7.フライ返しなどを使い、鍋の上にクッキングペーパーごとパイ生地を乗せる。
5-8.250°Cのオーブンで5~8分焼く。パイ生地がきつね色になったらオーブンから取り出す。連続して焼く場合は、鍋を再び予熱する。
5-9.お好みでトッピングを乗せ完成。
鉄器をそのままお皿として使うことで、ピザやパイを熱々のままいただくことができます。食べ終わった後のお手入れも実はすごく簡単なんです!鉄鍋の洗い方動画はコチラ↓
今回使用した鉄器
「ニューラウンド万能鍋27cm」
ニューラウンド万能鍋27cm
ニューラウンド万能鍋27cm
本体も蓋も使えて、これひとつで“焼き料理”“蒸し料理”二役をこなしてくれる鉄鍋。シンプルなデザインで、テーブルウェアとして様々な料理シーンに合います。
リンゴ/食材提供
栗生沢りんご園(岩手県奥州市江刺梁川字落合177)
岩手の寒暖差を活かしながら毎日丁寧にリンゴをつくっています。リンゴは色が美しく、品種に応じて甘さと酸味の特徴がしっかりでています。販売は岩手県奥州市にある江刺ふるさと市場や、江刺区内の産直で行っています。
佐助豚ベーコン/食材提供
久慈ファーム
折爪岳の大自然に抱かれた久慈ファーム独自製法による「折爪三元豚・佐助」は、キメ細かい肉質が特徴で、単独での料理はもちろん他の食材の味まで引き出します。初代佐助から3代に渡り今日まで受け継がれてきた究極の豚肉です。是非一度ご賞味ください。久慈ファームについてはこちら
レシピ/料理
カフェキャトル 小山裕子
旬のフルーツを使ったケーキやデザート、地元の食材を使ったキッシュ、自家製パンのサンドイッチなど手づくりにこだわった豊富なメニューをご用意しております。ケーキのラインナップは季節によって様々。旬のものをよりおいしく、見た目にもこだわってつくっています。年齢を問わず誰もがおいしい食事をしながらゆっくりおしゃべりを楽しんだり、くつろげる場所になれればと願っています。白い看板と白い扉の小さなカフェです。皆さまのお越しをお待ちしております。カフェキャトルについてはこちら≫