手まり蚊やりは「蚊やり」の名の通り、蚊取り線香を焚いて夏の虫よけに使うことはもちろんですが、アイディア次第で普段の生活にアクセントを加えることができます。このページでは「手まり蚊やり」の特徴とその愉しみ方をご紹介します!
蚊やりとしての特徴
夏の風物詩、蚊やり。焼き物のぶたさんの蚊やり器がイメージされる方も多いことでしょう。ぶたさんほど有名ではないものの、OIGENの「手まり蚊やり」は40年以上愛されているロングセラー。
鉄の重厚感、その重みによる安定感は抜群で、簡単に倒れたり、転がったりする心配もほとんどありません。もし内部で火が燃えるようなことがあった場合も、鉄器が割れたり熔けたりすることはないので安心です。
蚊取り線香には専用の線香立て部品がついてきますが、壊れたりなくしてしまったりとよくありますよね。そんなときは剣山(けんざん)の上にそっと置いてみてください。蚊取り線香はしっかりと燃え尽きます。剣山は雑貨ショップなどでお求めいただけます。
裏面の3箇所にクッションが付いており、テーブルやフローリングなどへの傷防止します。また、「南部盛榮堂」と刻印が入っておりますが、これは昔のブランド名でOIGENブランドを証明するものです。
OIGENweb限定:香立てをサービスでお付けします!
梅雨のシーズンはジメジメしがち。お部屋の中でお香を焚いて香りを愉しむ方も多いことでしょう。OIGEN公式webサイトでは「手まり蚊やり」をご注文の際に陶器のお香立てをサービスしております。
ペットがいても安心
鉄鋳物で重量があるので、家の中で猫や犬たちが走っても安心です。「手まり蚊やり」は蓋と本体に分かれていて、蓋も重量感があり、多少の揺れや衝撃にもはずれることはなく安心して使えます。ドアストッパーとして使う方もいるほどです。
アウトドアでも安定感抜群!
蓋は、灰が舞うのを防ぐ役割も果たしますので、多少の風ならキャンプやアウトドアでもお使いいただけます。
電気式蚊取り器にも対応
本体にはコード穴が空いており、電気式蚊取り器のコードを通してお使いいただけます。
※「手まり蚊やり」の内部のサイズは、底面径約11cm、蓋までの高さ約12㎝です。
小物入れに!
鉄の素材感と黒い色がアクセントに!和室はもちろん、モダンなお部屋のインテリアとしてもおすすめです。
毛糸玉を入れて!
コード穴から毛糸を通して編み物のお助けも!丸くなった毛糸が「手まり蚊やり」の中で転がります。編み物好きの方はぜひ!これも安定感のある鉄器だからこそ。
光と影を愉しむランプシェードとして!
灯したキャンドルを中に入れることでランプシェードに!幻想的な空間を演出できます。
洗い方、お手入れ
汚れが気になる場合は、少量の中性洗剤を使い水洗いします。たわしか、歯ブラシを使うと細かい汚れも洗い流せるのでおすすめです。水分が残っているとサビの原因になりますので、洗浄後はしっかりと水気を拭き取ってください。鉄は火には強いですが、水気はサビの原因になってしまいますので、洗う時だけでなく、普段使いの際も濡れたままの状態にならないようご注意ください。
手まり蚊やりの開発秘話
OIGENの「手まり蚊やり」は約50年前に金属造型家・廣瀬愼さんによってデザインされました。東京から岩手に越してきて間もなく、当時3歳になる息子が蚊に刺されたことがきっかけでした。東京にいたころは気にもしなかった蚊。しかも夜の寝ている間に刺されてしまっては防ぎようがありません。当時の蚊やりは、陶器のお皿のようなものに蚊取り線香をのせて焚くのが一般的でした。元気いっぱいの廣瀬さんの息子は寝ている間もあちこち動き回ります。そこでぶつかっても大丈夫なようにと全体を囲うデザインで蚊やりをつくりました。せっかくつくるからには遊び心を!と日本の昔ながらの遊び道具の手まりをデザインに取り入れたのでした。
「手まり蚊やり」は蓋と本体とを組み合わせたデザインです。本体には蓋受けとしての飛出し部があります。全体を見ると真ん中のラインにあたる部分です。これは蓋が横にずれても外れないように設計したもので、そこを工場ではあえて滑らかに手作業で削り仕上げることで、飛び出したラインの光の反射を強くし、蚊やり全体の※鋳肌(いはだ)が自然に強調されるデザインにしたい。という廣瀨さんのこだわりが表れたカタチです。
※鋳物(いもの)の表面のこと。砂の型に鉄を流して作ることでできる独特のざらざらした素材感が特徴。
デザインと実用性を兼ね備えた商品である手まり蚊やりと共に、日々の生活の中に遊び心を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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