今回は、寒い冬にじんわり体に沁みわたるクリーム煮をご紹介。バターで芳ばしく焼いた手羽先を、栄養満点で優しい甘みの白菜とプチプチという食感の愉しい押麦と一緒にクリームでコトコト煮込みます。腹持ちのよい押麦はごはん代わりにもなるので、おかずでありながら主食として愉しめるのも嬉しいポイントです。残ったクリームはバゲットにつけて、最後まで美味しくいただきます。
手羽先と白菜と押麦のクリーム煮込み
【材料】3~4人分
手羽先 | ... | 8本 |
白菜 | ... | 1/4個 |
押麦 | ... | 1/2カップ(50g) |
生クリーム | ... | 50cc |
醤油 | ... | 大さじ1/2 |
バター | ... | 10g |
水 | ... | 300cc |
塩 | ... | 小さじ2/3 |
ブラックペッパー | ... | 適量 |
手羽先 仕込み用
にんにく | ... | 1片 |
塩 | ... | 小さじ1/2 |
生クリームが苦手な方は…
醤油を減らし、味噌(白味噌以外がおすすめ)を少量加えると食べやすくなります。料理が完成し、取り分ける際に味噌を添えて食べるのもおすすめです!
【手順】
- 1.下準備をする。
手羽先に塩小さじ1/2とおろしにんにくを15~30分程馴染ませておく。
※にんにくの香りや旨味がよく馴染むよう、前日から仕込んでおくとよりGOOD!!白菜は3~4cm程にざく切りにし、押麦は米を洗うように洗っておく。
- 2.手羽先を焼く。
温めた鉄鍋にバターを入れ、全体的に溶けてきたら手羽先の皮目から焼いていく。
※手羽先の厚みのある側を鉄鍋の中央に沿って円形に並べていく。餃子を並べるようなイメージです。 - 3.焼き色がついてきたら、水・押麦・白菜等を加える。
こんがり焼き色がついたら、反対の面も焼き、水、押麦、白菜、塩小さじ1の順に加えていく。
※押麦がしっかり柔らかくなるよう、【水、押麦、白菜】の順に入れて下さい。 - 4.蓋をして弱~中火で煮込む。
(空気穴は閉めた状態で)鉄蓋をし、弱火〜中火で7分程煮込む。
- 5.蒸気が出てきたら、弱火にしてさらに煮込む。
蒸気が出てきたら、空気穴を開けて弱火で10分程じっくり煮込む。
※白菜が透明になり、手羽先から旨味を出すイメージで煮込みます。 - 7.生クリーム・醤油・ブラックペッパーも加え、5分程煮込んだら完成!
生クリーム、醤油、ブラックペッパーを入れ、とろ火にして旨味が出るまで5分程さらに煮込んで完成。
蓋を開けると、半透明で綺麗な黄緑色へと変化した白菜が顔を出し、蒸気とともに手羽先の芳ばしさとコクのある生クリームのクリーミーな香りに包まれます。
白菜は手羽先の旨味をよく吸い込み、パクパクと何枚でも食べれちゃう美味しさ。腹持ちのよい押麦はごはん代わりにもなるので、おかずでありながら主食として愉しめるのも嬉しいポイントです。残ったクリームは、バゲットにつけて最後まで”美味しく”いただいてください。
今回使用した鉄器
「クックトップ丸浅形24cm」
クックトップ丸浅形24cm
クックトップ丸浅形24cm
スタンダードなデザインと使い勝手の良さから人気の高いクックトップシリーズの中で、パエリアや炒め物、煮込み料理におすすめな浅形の蓋付き両手鍋。浅形かつ直径24㎝の広い底面が特徴で、食材が並べやすく、調理後も取り出しやすいのが魅力の鉄鍋です。
レシピ/料理 植山美里
【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。
「クックトップ丸浅形24cm」を使用したレシピ▽
変わり種餃子!ラム肉のレモン餃子 ミント添え
ラム肉のレモン餃子 ミント添え
ラムひき肉を使った”変わり種”餃子のレシピをご紹介。カリっと焼き上げた餃子にミントを添えることで、ラム肉独特の臭み消しにもなり旨味も引き立ちます。一味違った餃子をご自宅でもお愉しみください。
鱈のクリーム煮 ほうれん草のオイル煮添え
鱈のクリーム煮 ほうれん草のオイル煮添え
身が淡白で熱を加えるとふっくら柔らかいのが特徴の白身魚の代表・鱈を、生クリームでふつふつ煮込み、ガーリックの風味がほのかに香るほうれん草のオイル煮を添えた一品です。