ヨシさんに教わる!ピアットレシピ
ベジタブル&穀物、ヴィーガン レシピを中心とした料理教室講師や出張料理人として活躍する、“ヨシさん”こと、今里佳子さんに教わる!鉄のお皿「ピアット」を使ったレシピ。カレーなどスパイシーな料理にぴったり!ナンとクレープの中間のような見た目の無発酵パン「ロティ」をご紹介。
ロティ(平焼きパン)
発酵させずに生地をこね、さっと焼くだけのロティは、パンの原型とも言われ、インドやアフリカ地域で日常的に食べられます。スパイシーなお料理と一緒に食べるのが一般的ですが、野菜サラダを包んでロールサンドにするのもおすすめ。合わせるものは無限、素朴で、懐の深いパンです。
【材料】ロティ10枚分
小麦粉 | ... | 300g |
小麦粉(打ち粉用) | ... | 適量 |
全粒小麦粉 | ... | 100g |
水 | ... | 120ml |
塩 | ... | 小さじ1/3 |
バター(またはココナッツオイル) | ... | 適量 |
・どのサイズ(20cm,24cm,27cm)のピアットでも作れます。
・水分量、粉量は粉の状態や湿度などによって変わってきます。必要に応じて調整しましょう。生地が固めの場合は打ち粉の必要はありません。
・クミンシードなど、好みのスパイスを振って伸ばして焼くのもおすすめです。
【手順】
生地をこねる
- 1.ボウルに材料を入れ、混ぜる。
ボウルに粉と塩を入れて混ぜ合わせ、真ん中にくぼみをつくる。
くぼみに水120ml(粉の60%目安)を入れながら、中心から混ぜていく。
- 2.台の上でこねる。
ざっくり混ざったら麺台に移す。必要に応じて打ち粉をし、手でよくこねて耳たぶくらいの柔らかさのなめらかな生地にする。 - 3. 表面にオイルを塗り、20~30分程休ませる。
表面にオイルを塗り、乾燥しないように濡れ布巾などをかぶせて20〜30分程生地を休ませる。
生地を成形する
- 1.生地を10等分にして丸める。
休ませた生地を10等分にし、それぞれ丸める。
※製菓用のカードを使うと便利です。
※生地が乾燥しないよう、作業中も濡れ布巾をかぶせておきます。 - 2.生地をのばす。
麺台に打ち粉をし、麺棒を使って直径16センチくらいの円形にのばす。
生地を焼く
- 1.ピアットで焼く。
ピアットを中火にかけ、十分に熱くする。
余分な粉をはたいた生地を1枚のせ、1分程焼く。焼き色がついたら裏返し、さらに1分程焼く。 - 2.バターを塗り完成!
焼き色が両面についたら布巾を敷いた皿に移し、バター(またはココナッツオイル)を刷毛で塗り完成。残りの生地も同様に伸ばしてピアットで焼いていく。
※焼きあがったロティが乾燥しないよう、作業中も布巾で全体をふんわりと包んでおきます。
今回はひよこ豆のカレー、かぼちゃのSOYマヨサラダと合わせていただきます!
ロティは厚みがあってややフラットな鉄板を熱くして焼くのが、美味しくつくるコツ。ピアットを初めて見たときに、まずロティを思い浮かべたほど、ぴったりの道具なのです。いつものカレーが、焼きたてのロティを添えると一段と本格的なテーブルになって華やぎます。
今回使用した鉄器
「ピアット27cm」
レシピ/料理 YOSHIVEGGIE 今里佳子
【プロフィール】
植物料理研究家。長崎出身。植物の恵み×インドのスパイス×日本の発酵を融合させた料理教室・出張料理を行う。2017年、東京から埼玉県秩父の山里に暮らしの場を移し、畑を耕しながら2020年古民家カフェ「なないろごはん」をオープン予定。