
ヨシさんに教わる!マルットレシピ
ベジタブル&穀物、ヴィーガン レシピを中心とした料理教室講師や出張料理人として活躍する、“ヨシさん”こと、今里佳子さんに教わる!鉄鋳物フライパン「マルット」を使ったべジレシピ。今回は、無花果(いちじく)、栗、きのこといった秋の旬食材を贅沢に使用した、秋の”美味しさ”を感じる一品をご紹介。
きのこと無花果の紙包み焼き
無花果、栗、きのこ。秋の実りを集めて紙包みにし、一気に蒸し焼きにします。蓋を開けた瞬間、森の香りがあふれ出す。マルットの厚みがあってこその一品です。
出来上がりのサインは、美味しそうな香りと音。短時間で出来上がるので、ぜひお鍋の中の変化に耳をすませてみて。

使用鉄器「マルット20cm」
材料
エリンギ | ... | 2本 |
無花果(いちじく) | ... | 1〜2個 |
栗 | ... | 3〜4個 |
モッツァレラチーズ | ... | 50g |
オリーブオイル | ... | 大さじ1 |
塩こしょう | ... | 適宜 |
ローズマリー | ... | 1枝 |
用意するもの
オーブンペーパー 30×30センチ...1枚
・ヴィーガン(植物性仕様)にする場合は、〈手順4〉モッツァレラチーズを入れる手前で出来上がりです。
・栗は、お湯につけると皮がむきやすくなります。
手順
- 1.下準備をする。
栗はたっぷりの熱湯に1時間浸けた後、鬼皮と渋皮をむいて、割りほぐしておく。エリンギは食べやすいサイズにカットし、モッツァレラチーズは一口大にちぎり、無花果は縦に4等分する。
- 2.マルットに材料を入れる。
オーブンペーパーを敷いたマルットにエリンギ、無花果、栗をしきつめる。エリンギの上に塩こしょうを振り、全体にちぎったローズマリーを散らす。その上からオリーブオイルを回しかける。 - 3.蒸し焼きにする。
蓋をして中強火にし、5分程蒸し焼きにする。きのこの焼けた香りとジューっという美味しそうな音がしたらOKの合図。 - 4.チーズを加え、チーズが溶けたら完成!
蓋を開けて、モッツァレラチーズを散らし、中強火でさらに30秒〜1分程焼く。チーズが溶けたら完成。

とろりとジューシーな無花果のやさしい甘みは、香ばしく焼けたエリンギのほろ苦さと好相性。そして食べる森林浴、ローズマリーの香りもはずせません。お鍋が汚れないのも紙包み焼きの魅力。マルットのまま、またはお皿に紙ごと移して、グツグツの熱々を召し上がれ。

レシピ/料理 YOSHIVEGGIE 今里佳子
【プロフィール】
植物料理研究家。長崎出身。植物の恵み×インドのスパイス×日本の発酵を融合させた料理教室・出張料理を行う。2017年、東京から埼玉県秩父の山里に暮らしの場を移し、畑を耕しながら2020年古民家カフェ「なないろごはん」をオープン予定。