南部鉄器はここ40年ほど前まで、表面に「漆」の樹液を塗装していましたが漆の供給がままならなず手に入らなくなりました。岩手県では塗料メーカーと共に南部鉄器に適した「カシュー塗料」を開発し、業界に推奨しました。現在ほとんどの南部鉄器業者が使っています。
※カシュー塗装以外の塗料に切り替えた会社もございます。使用している塗料の詳細は、それぞれのメーカーにお問合せいただくようお願いいたします。
カシュー塗料とは、木の実であるカシューナッツの殻から採取した樹液を使った合成樹脂です。この塗料の成分は漆の主成分である漆オールに類似した化学構造をもっており、ふっくら感、しっとり感、深み感などの仕上がり感は漆にも近似しています。
OIGENでは、カシュー塗料もそれを溶かす溶剤もメーカー推奨品を使っており、塗布された南部鉄器は食品衛生法にも合格しております。
無塗装の鍋・フライパンについて
naked panならびにMALUTTO&SOLITTOといった無塗装の鍋・フライパンは、OIGEN独自の製法で作られた商品です。カシュー塗料などの塗装を施しておらず、さびにくいという特徴があります。