OIGEN展覧会 石膏原型
はじまりの白-原型に宿る感性が、鉄に息づく
及源鋳造｜OIGENは、今回初めて石膏原型にスポットライトを当てる展覧会を開催します。普段は目に触れることのない石膏原型を主役に、その裏にある南部鉄器を支える原型職人の感性と技をお見せします。
石膏原型と呼ばれる、南部鉄器のはじまりのカタチは、光があたることがほとんどない存在です。それを担う職人もまた、その存在はあまり知られていないかもしれません。南部鉄器の産地である岩手県奥州市には、現在、職人歴50年以上の及川松美と、その弟子の二人だけが残るのみとなっています。
石膏―白い石の粉。水を混ぜると固まる性質をもつ。白く、脆く、繊細。しっとりとして肌に吸い付くような質感。注がれる鉄が描く線を、鉄が固まり浮かび上がるフォルムを想像しながら、石膏で表現される絶妙な機徴は、それ自体が「アート」と呼ぶにふさわしいものです。
開催期間：10月3日（金）～10月6日（月）
時間：10:00~17:00
場所：岩手直営店 OIGEN FACTORY SHOP 向かい / 入場無料
