歴史・風土鉄鍋の登場から「南部鉄器」産地へ

鉄鍋の登場から「南部鉄器」産地へ

日本での煮沸調理法は縄文時代から続く伝統レシピである。 縄文時代の煮沸具といえば、もちろん“縄文土器”であるが、弥生時代以降に鋳造技術を手に入れてからは、次第にその主役は鉄製の鍋釜へと移り変わっていった。もちろん、現代の煮沸具における鍋釜の存在はもはや不動の地位である。 遺跡から出土する煮沸具には、鉄製・土製・石製などバリエーションが豊富である。水沢玉貫(たまぬき)遺跡から出土した鉄...

つくり手”OIGENのカタチ”を作り続ける―金属造型家・廣瀨愼(前篇)

”OIGENのカタチ”を作り続ける―金属造型家・廣瀨愼(前篇)

金属造型家として50年以上のキャリアを持つ廣瀨愼さん。『クックトップシリーズ』をはじめとしたOIGENを代表する数々の鉄器をデザインしてきました。廣瀨さんはユニークな遊びごころ溢れる造型感覚で南部鉄器の世界に新たな息吹をもたらすと同時に、及源鋳造|OIGEN らしい南部鉄器「OIGENのカタチ」を作り続けてきました。 今回はそんな廣瀨さんに、これまでの金属造型家としての歩みや、デザインに対す...

つくり手“OIGENのカタチ”を作り続ける―金属造型家・廣瀨愼(後篇)

“OIGENのカタチ”を作り続ける―金属造型家・廣瀨愼(後篇)

金属造型家として50年以上のキャリアを持つ廣瀨愼さん。『クックトップシリーズ』をはじめとしたOIGENを代表する数々の鉄器をデザインしてきました。廣瀨さんはユニークな遊びごころ溢れる造型感覚で南部鉄器の世界に新たな息吹をもたらすと同時に、及源鋳造|OIGEN らしい南部鉄器「OIGENのカタチ」を作り続けてきました。 今回はそんな廣瀨さんに、これまでの金属造型家としての歩みや、デザインに対す...

つくり手自分が納得できる、いいと思えるモノを-石膏原型職人・及川松美

自分が納得できる、いいと思えるモノを-石膏原型職人・及川松美

OIGENの鉄器がみなさんの手元に届くまでに、様々な工程で「ものづくり」が行われています。 今回の記事でご紹介するのは、その「ものづくり」の工程のうち、石膏原型の製作を手がけている職人の及川松美さんです。         石膏原型職人のものづくり 松美さんが手がけている石膏原型とは、鉄器のデザイン図を石膏で再現したもののこと。鉄器づくりの工程では、石膏原型を使って、アルミ型をつくり、アル...

歴史・風土砂鉄川

砂鉄川

かつて、この川は砂鉄の採掘で賑わった。 砂が舞い上がり、水が濁ったため「にごり川」とも呼ばれていたこの川の 名は「砂鉄川」 いわてのものづくりをずっと見つめ、支えてきた。 時は流れ、今では澄んだ水が静かに流れている。       写真|文・橋本太郎

知識及源鋳造|OIGENの南部鉄瓶と鉄急須の違い -それぞれの特徴と用途について

及源鋳造|OIGENの南部鉄瓶と鉄急須の違い -それぞれの特徴と用途について

鉄瓶と鉄急須の区別が分かりにくいと、お客様からお問い合わせをいただくことが増えています。鉄瓶と鉄急須の使い方や特徴について、混同した説明をされているウェブサイトや実店舗もあるようです。 このページでは、南部鉄器の老舗・及源鋳造|OIGENが、「鉄瓶と鉄急須の違い」についての基本をご説明します。 「鉄瓶は大きいもの、鉄急須は小さいもの」と、“サイズ感”で見分けるという説も聞かれますが、サイズで...