SKU: JM-007

Palma ティーポット 1L

ツルが倒れる鉄急須です
ティーポットスタンドは付属しません
セール価格¥24,200

税込み価格

在庫あり


Palma-ヤシの木をモチーフにしたシリーズのころんとした鉄の急須です。たっぷり1Lサイズ。蓋の持ち手には“ヤシの木”が。急須本体には等間隔にラインが鋳込まれており、ヤシの木の幹を彷彿とさせます。まるいフォルムはヤシの実そのもののよう。愛嬌のあるスタイリッシュさで、忙しい日常のすき間時間にたのしむティータイムを豊かにしてくれるようです。『Palma』 シリーズは世界的なプロダクトデザイナーである英国出身ジャスパー・モリソン氏と南部鉄器メーカー及源鋳造のコラボレーションで誕生しました。

ギフトオプション

熨斗・ギフトラッピング・メッセージカードをご用意しております。
カートに追加後、オプション追加できます。

specifications

Palma ティーポット 1L
製品仕様

型番

JM-007

サイズ

最大幅(注ぎ口含む)175
外径144
全高(ツル含む)172
※商品の寸法単位はmmです。

容量

1.0L

- size -

- feature -

繊細で美しい注ぎ口、
流れ出る軌跡さえも
デザインされて

Palmaティーポッ 1Lの注ぎ口をじっとご覧ください。細く引き締まった注ぎ口の先からお茶が美しく流れ出てきます。注ぎ口が本体の蓋よりも高い位置にあり、注ぐ際に蓋と本体の合わせ目からお茶が流れ出る心配がありません。本体と蓋に段差がなくシームレスなデザインは、真横から見た表情がきれいです。大きなヤシの実から、新たな命の象徴である双葉が芽を出しているかのようにも見えます。

Palma ティーポット 1L

Palma ティーポット 1L

- details -

01

蓋にすくっと立ち上がる“ヤシの木”のつまみ

砂の中の空洞に高温で溶かした鉄を流し入れて固める技法が鋳造です。凛とした立ち姿が美しい“ヤシの木”もまた、砂の中に細かい空洞を作り、鉄を流し入れて造型された鉄鋳物です。造形する職人の細やかさと技があるからこそできるカタチです。

02

あるはずの「型のつなぎ目」を隠したデザイナーのこだわり

ほとんどの鉄鋳物には、上の砂型と下の砂型が接した「型のつなぎ目」に長し込んだ鉄が固まって現れる「見切り線」という線ができます。製品になる際に形状を整えますが残るものです。モリソン氏はその「見切り線」がうまく隠れるようにデザインに工夫をこらし、シームレスで美しいカタチを追求しました。

03

専用のPalma ティーポットスタンドと合わせて

お茶を入れたPalma ティーポット 1Lを、ティーライトキャンドルを灯したPalmaティーポットスタンドにのせて、ゆっくりとお茶をたのしむ長い冬の穏やかな時間はなんて贅沢なのでしょう。

04

軽やかな重厚感、コレクションしたい『Palma』

南国の風に揺れるヤシの木と雪国岩手の荒々しい鉄鋳物。相反するイメージが融合した『Palma』は、従来の鉄鋳物にはないしなやかさや軽快さをまとった唯一無二の鉄器シリーズです。

01

蓋にすくっと立ち上がる“ヤシの木”のつまみ

砂の中の空洞に高温で溶かした鉄を流し入れて固める技法が鋳造です。凛とした立ち姿が美しい“ヤシの木”もまた、砂の中に細かい空洞を作り、鉄を流し入れて造型された鉄鋳物です。造形する職人の細やかさと技があるからこそできるカタチです。

02

あるはずの「型のつなぎ目」を隠したデザイナーのこだわり

ほとんどの鉄鋳物には、上の砂型と下の砂型が接した「型のつなぎ目」に長し込んだ鉄が固まって現れる「見切り線」という線ができます。製品になる際に形状を整えますが残るものです。モリソン氏はその「見切り線」がうまく隠れるようにデザインに工夫をこらし、シームレスで美しいカタチを追求しました。

03

専用のPalma ティーポットスタンドと合わせて

お茶を入れたPalma ティーポット 1Lを、ティーライトキャンドルを灯したPalmaティーポットスタンドにのせて、ゆっくりとお茶をたのしむ長い冬の穏やかな時間はなんて贅沢なのでしょう。

04

軽やかな重厚感、コレクションしたい『Palma』

南国の風に揺れるヤシの木と雪国岩手の荒々しい鉄鋳物。相反するイメージが融合した『Palma』は、従来の鉄鋳物にはないしなやかさや軽快さをまとった唯一無二の鉄器シリーズです。

Palma ティーポット 1L

Palma ティーポット 1L

- topic 1 -

東日本大震災後に立ち上がった
『Palma』開発プロジェクト

2011年3月11日、東日本は壊滅的な大地震に襲われ岩手県内陸の当社・及源鋳造も甚大な被害を受けました。
同年、あるプロジェクトから声がかかります。
英国のプロダクトデザイナーであるジャスパー・モリソン氏とタッグを組まないかと。

1

現代の在りようの中、進化を止めない及源鋳造の新たな挑戦

日本のものづくりの新たな可能性を国内外へ発信するプロジェクト「ジャパンクリエイティブ(以下JC)」の第一弾として白羽の矢が立ったのが南部鉄器の及源鋳造。JCは、日本人が持つ優れた美意識や、伝統に根差した技術を継承する“マニュファクチュア”と、世界で活躍するデザイナーのコラボ作品を生み出すプロジェクトとして歩み始めたばかりでした。

2

「鉄器をよく知るシェフが喜ぶ鉄器を作ってほしい」

岩手県沿岸の被災地での復興支援が続く中、毎週のように炊き出しをするシェフがいました。フランス料理の伊藤勝康シェフです。国内外の名だたる料理人たちが伊藤シェフをハブに、料理の力で被災された方々を励まし続けていました。伊藤シェフが外での調理で頼りにしたのが、安定しない熱源でもその「蓄熱力」で優れた料理力を発揮する鉄器でした。プロジェクトの打診をもらった時、迷わず伊藤シェフのための鉄器を、とお願いしました。

3

鋭い洞察力と軽やかな発想力で、唯一無二の『Palma』誕生

ほどなくして、モリソン氏と伊藤シェフの対面が叶います。伊藤シェフのレストラン「ロレオール」(現・岩手県田野畑村)の厨房で調理を見学しながら、熱心に質問をするモリソン氏の姿が印象的でした。「OIGENが言いたいことは分かった」と笑顔で言い残し岩手をあとに。それから数か月後、Palma フライパン 24cmのサンプルが届きます。その後シリーズ展開され、2012年には世界最大の家具・インテリア見本市「ミラノサローネ」で世界に向けて発表されました。伊藤シェフの厨房には今も、使い込まれ渋く黒光りするPalma フライパン 24cmがすぐ手に届く場所に置かれています。